はじまりの想い
「結婚式のはずだった日、何をして過ごそう…」
はじまりは、親友のこのひとことでした。
桜の季節に結婚式を予定していた彼女は、悩みに悩んで延期を決め、そのことで体調を崩してしまっていました。相談を受けるなかで、私は3.11の時に結婚式を延期したお客様のことを思い出しました。どうしようもなく、先も見えず、なにもできなかったあの時の悔しさが蘇ってきました。
いまだからこそ、自分にできることがあるかもしれない。
彼女の結婚式のはずだった日、30分という短い時間ではありましたが、オンラインで友人たちと集まることができました。離れていても同じ時を過ごせて、気持ちがひとつになりました。涙を流して、笑顔をみせてくれた彼女の姿を見て、大切なのはつながることなんだね、と皆んなが強く感じたひと時でした。
これまで結婚式に携わるなかで、様々な背景やご事情から、結婚式を、やりたいことを、本当に呼びたい人を、あきらめなければならない方が多くいらっしゃいました。場所、時間、予算、演出、ドレス、おもてなし…、気にすることが多すぎて、一番大切な「つながること」がおろそかになっている気がします。
もっとシンプルに。会いたい人に会える結婚式を。おふたりも、大切なあの人も、気をつかわずに、無理をせずに、リラックスして心から楽しめる最幸の一日を。
私たちにいまできること。オンラインという力を借りて、全力で、おふたりと大切な皆さまをつなぐお手伝いをいたします。
Wedding planner
高村 えり子